時之栖の敷地のなかでも奥まった場所にある栃窪神社そばの緩やかな傾斜地を利用して建てられた旬膳処 茶目と源泉 茶目湯殿。 太い梁と白い壁、心おちつく和のたたずまいの中で、今までにない上質なくつろぎを得ることができます。
和風建築の優美さを醸し出すエントランス付近。写真の下門をくぐり石段を上がったところが上門です。入って右が源泉 茶目湯殿、左が旬膳処 茶目。

この建物は、越前の国(福井)府中の豪商大井家を移築したものです。
1807年に建てられた「折り置き形式」の登り梁(6本)が大きな特徴で特に建物の屋根の両側の部分に張り出した2本の「卯建て」が大火の多い福井の町屋には欠かせぬ建築で、火災の折り延焼を防ぐための工夫がなされ、富裕な家でなければ取り付けられないことから「うだつが上がらない」という語源になったと言われております。
200年前の建物ですから損傷した部分も多く全部古い材木ばかりではありませんが限りなく原型に近く復元いたしましたので当時の豪商の建住まいを鑑賞してください。

旬膳処 茶目と同じ越前の国(福井)府中の豪商大井家邸宅から建築部材の一部を移築しつつ、建てられたものです。

内部は江戸時代の庄屋造りで、天井が無く梁が見える豪快な造りになっています。外部の上方は城造りで、白い漆喰塗りの縦格子とし、下方は日本古来の横板張りで、押さえ縁工法となっています。ふんだんに使われている木材は、こだわりを持ち、すべて無垢材を使用。居ながらにして木の‘気’を受け、まさに森林浴というわけです。建物に入ると、まず太い柱と大きい梁に驚きしばらくすると時代物のランプの柔らかな明かりに、何故か落ち着き、安心感を味わっていただけるのではないでしょうか。
又近代盛んに使われている工業製品を最少に止め、自然の恵みから得た物をいかに多く採り入れられるかに、配慮しました。
縁側に出れば、春には、樹齢40年〜50年の梅、桜がみごとな花を咲かせ、うぐいす他たくさんの鳥の囀りを聞くことが出来ます。秋はススキやかえでの紅葉そして、露天の大きな櫟(クヌギ)の木は、新緑の時は大変美しく、森林浴をしながらの入浴は格別です。
四季折々の自然の中、日頃の疲れを癒すべくゆったりした時間をお過ごしください。



